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#148 中級:考察!レギュラーグリップ

中級
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前回「中級:ブラシでのコンピング」であらわになった「レギュラーグリップ」への疑問について考えてみましょう。これにて右手の「マッチドグリップ」の理解もより深まるでしょう。こういう一連の「紐付け」「理解」「応用」などはドラムを進化させるコツでもあります。

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最大の敵!

そう、「最大の敵!」とはなんでしょうか?
それは、「偏見」「思い込み」「勘違い」です。なぜここでこんなことを言ってるかというと、

「ドラムは叩くモノだ!」と思ってませんか?

「俺は違う!」とか思ってませんか?
正直に言って「習いに来る生徒さんたちのほとんどがこの状態です。」
まずはこの状態を少しづつ変えていきましょう。「改変」と言った方がいいかもしれません。
実際にこれは随分な「時間」も「労力」もかかります。「上っ面の理解」だけでは実は「体」の方は「改変」されてなかったり、「わかったつもりになっていた」という状況の場合が殆どです。

ならばどうすれば良いか?

「自分はまだまだわかったつもりになってるだけかもしれない。」と常に思っておくことです。

これ、結構大事です。わざわざ意図的、意識的にこう持っていかないとなかなか大変です。わたしも常々意識してます。

では、実例

「叩く」となればこの「レギュラーグリップ」なるものは、その「構造」。おかしすぎませんか?「客観的」にみても・・・

まずは、そこから考えてみると実際、進歩は早くなります。これ間違いなしです。

またまた小言っぽくなってしまいましたね。
こういうのは「そういうモノ」なのかも知れませんね。

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では動画はこちら

基本形

ハッキリ言ってこの複雑な持ち方。どうしても「人それぞれ」になります。なので「形」だけで覚えようとしても少々無理があります。そこでまずは、「訓練」とともに「基本形」を見出していきます。

1、ポジション

スティックの1/3ぐらいの場所を手の「人差し指付け根」の「骨のでっぱり」が切れるところあたりに「乗っけます」

この支点が、前すぎると「チップが下に落ちない」。後すぎると「跳ね返ってこない」となります。

親指の役目

親指の役目は(実際にはいろいろある)大きく2つとしておきます。

そのうちの一つ目を上手く使えていない人が多いです。動画を参考にして下さい。
「初速」はあえて右手のスティックで行い、手首の余計な動きが入らないようにします。

A動作

  1. 右スティックを使いチップ部分を上に持ち上げます。
  2. 右スティックを外します。左スティックは「落ちます」
  3. 一連の動きで手首は動かさずに。
  4. 跳ね返って来たスティックを「親指」で受けバウンドさせます。
  5. タイニングよくリバウンドを取り
  6. これを「維持」します。

感覚は「バスケットボール」の「ドリブル」です。

一つ目の役割それは「リバウンド調整」です。

コツは「親指の位置」にあります。

人差し指よりも前に位置しています。
真上だとそれ、握ってませんか?
スティックは「乗っかてるだけです」

これを十分に訓練して下さい。そして無意識でもできるようになったら、「初速」も左手で行いますが、その前に

B動作

  1. 「ホールド」します。そして
  2. 手首を回転させてスティックのチップ部分を上げて「位置エネルギー」を持たせます。
  3. 「離すだけ」でスティックが落ちるようにします。
  4. 「離します」と同時に手首も戻します。
  5. その時親指が「離れている」「離れたまま」の状態です
  6. チップ部分が下に落ち、自然に何回かバウンドします。

この一連の動きを訓練します。

もう一つの親指の役割「ホールド」なのですが、多くの方が「ホールド」しっぱなしになっています。

「バスケのドリブル」をしようとしているのに「掴みっぱなし」で「手からボールが離れません!」といってるようなものです。

前項目の「叩く」という意識を改める!

少し理解できましたでしょうか?

A動作→B動作

では、この二つの動きをつなげましょう。
ちゃんと2つの動作を理解しましょう。

動画参照!

できましたか?

実は「リバウンド」に関しては「マッチドグリップ」よりこちらの方が理解しやすいようですので、これを右手の「マッチドグリップ」に応用してみましょう。

薬指

次は薬指です。

B動作をします。

自然と数回跳ね返っていると思います。
四回「トントントントン」となりましたら、「薬指」と「親指」で「ホールド」します。「握る」ではなくスティックの跳ね返りを「止めます」
軽く「ホールド」です。

薬指の役割は

「ホールド」「下に行く運動の制御」です。

次に三回で「ホールド」しましょう。

しばらく慣れましょう。

十分慣れたら、今度は二回で止めましょう。

・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・・

・・・

これが「ダブルストローク」です。

「2度目を打つ!」なんて思ってるからできないのです。
「二回で止める。」です!

人差し指と中指

ここまではできている人も多いのですが、この2本の指がおろそかになってる人の多いこと!
気をつけてください。

「上に行く動作の制御」なのですが、この指がおろそかになると
「上に行く動作の制御」を親指に頼ることになり、結果 握り込んでしまう。という状況に陥ってしまいます。

「人差し指」が1
「中指」が2
という感じです。動画参照

手首の回転

「ブラシ」の項目で手首の回転の話が出ましたが、そちらとあわせて見ると良いかと思います。リンクを貼っておきます。

「中級:ブラシでのコンピング – その1」

「中級:ブラシでのコンピング – その2」

「中級:ブラシ演奏の幅を広げる。もたらされる進化。」

注意点

よく定位置での手首の角度が

「掌が上を向いている」人が多いですが、これは「既に振り上げ終わっている」「手首の位置」です。ていい位置は「掌は壁を向いている」です。

動画参照。(こればっかだけどしょうがない・・・・)

うっ!サンダルで申し訳ない・・・はっはっは

今回はここまで

今回はここまでとしますが、

「グリップについて」という動画があります。
「言葉で理解する」はある意味「危険性」があるのでこのような動画を撮ってます。
参考にしてみて下さい。決して「大道芸」ではないのですよ!

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