JazzのセッションでLatinをやろうとなると大きく分けて
①BossaNova
②Afrocuban-Style〜Swing
というのが一番あるパターンでこれ以外はイレギュラーと言ってもいいほどでは無いでしょうか。
「St.Thomas」なんかがありますけどね・・・
そのぐらいこの2つが多い。しかし皆アマチュアの方達はこの「Afrocuban」を苦手としているようです。今回はこの「Afrocuban」です。
動画はこちら!
Afrocubanって?
これが「Afrocuban」!!
って「バーン」と譜面が載っていることはあまり無いのでは??「アフロキューバーン!」なのに・・・
これは皆が「Afrocuban」を苦手としている理由の一つにもなるのかもですが、
もしかして皆さんいきなり「エルビン=ジョーンズ」とかのコピーをしようとしてませんか?まあ良いんですけど・・・いいんですけど・いきなりそれで理解できました?
もしできたならあなたは紛れもなく天才なのでもはやいう事はありません!
この記事を見ても何も意味がないでしょう。
なぜ理解できないか!それは、もう既に「いろいろなラテンのリズムが混ざっている」モノだからです。いきなりそれをコピーしても何と何がどれに混ざってるかわかる訳がないのですよ!
というか、Jazzでいう「Afrocuban」というのはもともとそういうもので原型とかは有って無いようなモノなのです。
でもそれでは学ぶのに困ってしまいますね。そこでオススメのリズムをここで紹介します。
もちろんこれが正しい「Afrocuban」だ!なんてことは一言も言いませんのでヨロシク!
もともとそんなモノじゃないんだという事がわかれば良いと理解してください。では
少し厄介な感じなのですがあえてこれを練習していきましょう。オススメです。
オススメする理由は、次回以降で説明します。
最初にやりやすいリズムから入るのも一つの手なのですが、今回はあえて厄介な感じから慣れていっています。
第1段階
まずは、左足と右手(ライドシンバルのカップ)で慣れていきましょう。今回最も大事なのはこれです!
カッコ内の右手は入れると3連打になってしまうので厳しければ省いても大丈夫です。
第2段階
第2段階の前に以前やった「Bossa Nova」のパターンを思い出しましょう。
「初級:ボサノバにチャレンジ!」はこちらから!
赤の音符に注目してください。「初級:ボサノバにチャレンジ!」の項目でも説明しましたが、この左手は「コンガ」の「トゥンバオ」のパターンになっています。これをそのまま持ってきましょう。
その前に一つ!
赤の部分に再度注目!「左手」と「左足」がほとんど同じ動きなのが意識できるかと思います。
まずは、この「左手」「左足」だけで慣れてみましょう。
それから右手を足します。
ここまででほぼ完成といっても良いと思います。
最後に
「Bossa Nova」でのBDを引き抜いて入れます。
赤い「BD」です。
完成しました。
厄介な箇所
まずは一つ目
前半部分はこう考えると良いでしょう。
「ダブルストローク」に1個加えただけ!
2つ目はこういったズレたパターンはこれから数多く出てきますので慣れておきましょう。
なかなか難しいですが頑張って慣れましょう。
「覚える」より「慣れろ!」
いきなりジャズのラテン・スイングの曲に合わせて練習している人がほとんどでしょうが、ここではマジモンの「ド・ラテン」で練習していきましょう!
今回のリズムは「Mambo」系のリズムからの影響が多く見られています。その辺は「上級:Afrocuban(JazzーLatin)その2」にて少し説明致しましょう。
その「Mambo」からテンポを落として踊りやすくした「Cha Cha Cha」で合わせていきましょう。そう「慣れ」ていきましょう。
アルバムを軽く紹介いたします。
「Celia Cruz」です。
知らない人は「カルディー」という雑貨屋さん?にいきましょう。あそこで延々かかってるようなやつです。この中でも「¿Quien Sra?」とか「Ay Mi Cuba」なんかが良いでしょう。
ん〜〜廃盤になってますな!ま〜ジャケット違いで同じのが聴けると思いますが・・・
「¿Quien Sra?」、「Ay Mi Cuba」の曲が入っている他のアルバムでも多分同じバージョンかと思います。バックの演奏はかの「Tito Puente楽団」です。
「Tito Puente」を知らない方は、これを期に色々聴いてみてください。「ラテンの神様」です。
知らないと恥ずかしいかもです。はい・・・・
この辺のというか、ラテンの名盤はどんどん手に入りづらくなっているかもですね〜
この「Celia Cruz」を聴いて、美空ひばりの「お祭りマンボ」を思い出した方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?・・・そういうことです!
最後に
なぜこのパターンをお勧めするかはその理由については後日説明することに致しましょう。次回か次次回になりますかね。楽しみにしていてください。では今回はここまでに致しましょう。
「上級:Afrocuban(JazzーLatin)その2」はこちら!(準備中!)
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