今回も長いですが一気にやってしまいましょう。
Soloに関しての次の動画はこちら!「中級:Solo-Part-02」(リンク準備中!)
動画はこちら
ソロに対する気構え!?
多くの人が「ドカドカドカドカ〜」とか「ダカダカダカダカ〜」とかやろうと思ってませんか?
はっきり言って、構えすぎです!入れ込みすぎです!
ここではドラムを始め手間もない人でもソロが取れるようになるよう練習していきます。ですが、ハッキリ言って初心者でないソロがうまくいかない人は必見です!
なぜ上手くいかない?
- この「ダカダカダカダカ〜」とかは息の長いフレーズになります。これはテクニックが必要なものに分類します。
- 皆さんは「ダブルストローク」や「パラディドル」などを駆使していますか?そうでないなら「シングルストローク」でソロをやってることになりますが、この「シングルストローク」は勘違いされがちですがドラマーにとって「永遠の課題!」であるもっとも難しいテクニックであります。
あげればキリがないのですが、今のところ重要なのはこの辺でしょうか。
今回は簡単なフレーズでも十分にSoloになるということを認識してもらい。その工夫の方法をいくつか紹介します。
実はこの「工夫」にこそ「センス」や「スキル」が必要で早い段階からそれを鍛えていく事をお勧めいたします。
そうイメージ的には”味気ない「無機質」なSoloを「面白みのある」Soloに変えていく手法を学ぶ”です。
まずは、4bars Solo とは?
「4bars」とはジャズでよくある「ドラムソロ」の手法のひとつです。
「bar」とは「小節線」のことで、「4bars」とは「4小節」ということです。
なんてことないでしょ!
単に「4小節Soloして下さい」ということです。
ここは説明。飛ばしても良い!
この辺のことは文で説明されても用を得ないことが多いのでまずは飛ばして体験してみるほうが、良いでしょう。
さてそれでも説明します一応。
「どこの4小節に入れたら良いのか?」が問題です。
曲の多くは8小節単位でリハーサル記号が振ってあり曲の節目となっておりますが、その中の前半は他の人がソロをやってそれに受け答えするように後半の4小節をドラムがソロを取ります。このような感じです。
ジャズの曲の構成については、まだ触れてませんが、別の記事で触れるとして、とりあえず「枯葉」という曲で説明していきましょう。一応、説明しますが、こういう類は言葉で説明するよりもやってみるほうが早いです。動画を参考にしてみて下さい。
この「枯葉」という曲は「A – A – B – A 」の32小節で1コーラスとなっており、これを色々な楽器で順番にアドリブをしていき、何回も繰り返すのが「ジャズ」の演奏になるわけです。
が、「ドラムのソロ」の時だけ変わった手法をとることが多い。その手法の一つが「4bars」となるわけですが、上の譜面「5〜8小節と13〜16、21〜24、29〜32小節が」ドラムのソロになります。他の場所は他のプレイヤーの方がソロを取ります。
要は、赤で囲ってるところがドラムソロってことです。
実際に練習!
この形をとって練習していきましょう。「4小節レガート→4小節ソロ」を繰り返す。
とりあえず、悪い例を挙げて、徐々に変化させていきます。
上の「Fill-in」のところに次の「Solo」を実際に入れて演奏してみて下さいね。
まずは、「1」番の4小節を「Fill-in」に入れてやってみて下さい(説明は譜面下に移ります。)
- はい、どうでしょうか?「ちっとも面白くもなんともない」「ソロとは言えない」ものですね。
「ダカダカダカダカ〜」って言ってたのはコレにあたります。
聴いてる側からしたら16分音符だろうが3連符だろうがあまり関係ないんです。これは「ダカダカダカダカ〜」以外何もでもないのです。 - 2拍ずらして、まったく同じ事をやってみてください。
どうでしたか?コレだけでも大分マシになっていませんか?
これは、「オーバーバーフレーズ」といって小節線をまたいだフレーズは「リズミックテンション」が上がるので「面白み」が出ていることによって変わったのです。 - 次は「休符」を入れてみます。
驚きなことに「休符」をいれることで「メロディアス」になってませんか?
これは「メロディー」の音程を抜きに考えた場合。その要素は、音が「ある」か「ない」か、であって「音がない」=「休符」は「メロディー」の大きな要素であるのです。
なぜ「メロディアス」に感じるかご理解いただけましたかな? - さらに休符を「BD」に変換してみましょう。
「BD」はドラムの中でも一番低い音です。「低い音」というだけで「いろいろな効果」があるのですが、それは別の機会にお話しするとして、「音に幅」が出てきましたね。「コントラスト」とでも言いましょうか?
「BD」の「有効利用」としておきましょう。 - これはちょっと難しいので、できなくても良いです。が、「こういうものがあるんだ」と認識しておいて下さい。4分の4拍子なのにフレーズが3拍です。そうずれていってしまうのです。4拍と3拍を同時に表現している。このようなものを「ポリリズム」といいます。「リズミックテンション」が非常に高くなります。
「ポリリズム」に関してはこれから先、学んでいきます。楽しみにしていて下さい。
ここからが本題!
上の項目を踏まえた上で本題に入ります。少々長くなりますがここは一気にやってしまいましょう!
フレーズは2つ!だけです。それも短いフレーズ!
だけです。初心者の方はまずはこのフレーズを練習してください。
さて「4bars」にしていきますが、今回は難易度を下げるため、要点を見やすくするため、「2小節の繰り返し」により4小節(4bars)とします。
では、4つ例をあげます。必ず「レガート4小節」と交互に練習しましょう。「Fill-in」の入り方の練習にもなります。
解説!
下に解説を入れてます。
- オーバーバーフレーズ
- 休符を入れる
- BDを入れる
- ポリリズム
- 上昇型フレーズ
- 韻を踏む
- 同系統フレーズの進化、変化
- 連続性を持たせる
おまけ
「ビビデ・バビデ・ブウ」にきこえませんか〜?
いろいろ研究してみましょう。
今日は「テクニック」は、小手先だけの物だけを言うのではない!と言うお話しでした。
もちろん「小手先」のテクニックは重要ですよ!
コメント