この辺から前項目をある程度マスターしてないと上達が遅くなって来ます。「ブラシについてもっと動画をいっぱい出して下さい。」というご意見を多くいただいております。が、先に押さえておかなければいけないことが多く「やっとここまで来た〜」という感じです。
「前項目をどの程度マスターしておれば良いか?」この加減が非常に難しいのですが、「今回の項目」により「前項目」の質とレベルが上がっていきより着実なものとなって来ます。
この辺りのレベルか、いくつかの項目を「同時に少しずつ!」という練習の仕方にシフトしていくと良いでしょう。
下にいくつか【関連事項】としてあげておきますが、ほぼ全ての項目が繋がっていますので、「一部分」となります。
「初級:左手のSD (コンピング)その1 – まずは準備!」
この記事の続きはこちら!
「中級:ブラシでのコンピング – その2」
ちょっと余談
この頃の練習方法についての提案ですが、ひとつの項目を「マスター」するのにはそれなりの「時間」が必要となるので「1日に一つの練習」だと非常に効率が悪くなり「他の項目とのプロセス」が見えなくなり、さらに効率が悪化していきます。はやく「マスター」したい気持ちはわかるのですが・・・
この辺につきましては、他に記事を書く予定です。
軽く提案!
私はこんな感じでやってます。(というか「やってました。」です。今は練習の仕方もその頃より進化してますので変わっています。)
練習を行う順番も重要です。いきなり「メインの項目」をやると結果「練習時間」が長く取れなくなります。「メイン」は最後!です。
- 基礎練習・・・1つか2つの項目を意識下(「ながら練習」ではなく。)で短時間でも良い。
五分〜十分程度でも。気になれば延長。
ウォーミングアップを兼ねる。 - マーチ練習曲・・・必ず行う!レベルによって1曲につき2週間〜2ヶ月
練習時間もレベルによって10分〜20分。気になれば延長。 - サブの項目・・・「1〜3項目」各時間はそれぞれ「確認程度」なんて時もある。
増やしすぎない! - メインの項目・・・好きなだけ!だが1日で終わらせない。期間も項目によってそれぞれ。
もっと進んでくると更に
- 長期スパンでの項目。たとえば「モーラー」とか
- 曲練習やコピー
- 様々なジャンルの内から1ジャンル。特にラテン系。
などの項目からいくつか足して
- 休憩中に基礎練習(ながら練習)
- 身体トレーニング
- リズムトレーニング
- トピックス的な項目。(中期スパンでの項目)たとえば「チェンジアップ – その3」とか
- e.t.c…
などを組み合わせていき・・・・
ってこれは「プロ」を目指すのならですね・・・はっはっは
要は上の「1〜4を順番を守って練習!+ながら練習」
これで相当上手くなります!
またまた前置きが長くなりましたが・・・
動画はこちら
本題「A」「B」
注意!!:これは1例です。「必ずこう!」ということではありませんが、
こう考えると「整理がついて先に進めやすいでしょう。」というものです。
実際の演奏ではいろいろ変化していきます。
ブラシでの基本リズムをこれとします。譜面とかでは伝わらないと思いますので動画を見て下さい。
左手は2拍で1回転。「時計回り」
右手は「レガート」
これを保ちつつ、スティックでの演奏を模していきます。まずはコレです。
「A」としましょう
もう一つは
「B」としましょう。
こちらですね。さてこちらの「左手SDのコンピング部分」を「左手のアクセント」として表現していきます。
廻している左手が問題ですね。
「A」は1、3拍目の裏ですから「2、4拍目」に向かっていると考えます。
そうすると左手の回転の上側になります。
「A」の「1、3拍目の裏」は
1拍目頭に「Take Off」着地は2拍目の手前!
そのまま2拍目に向けてスライド。
「B」はこの逆ですね。
よく練習しましょう。
さてここで左手を「レギュラーグリップ」でやってる方は疑問に思う方が多いと思います。ここで手首の角度調整をすると良いです。これについては動画を上げます。
「考察!レギュラーグリップ」はこちら!(準備中)
本題「頭」
拍の頭にアクセントを入れてみましょう。スティックだとこんな感じです。
4拍すべてに音符が書いてありますが、一つづつ入れていきます。
今回は「右手」で入れていきます。
基本的に『表は「R」裏は「L」』という法則が生きています。が、
「それだけで済ませてしまう」これが「ブラシが苦手」の原因になっていると思われる人が多いです。
『表は「R」裏は「L」』という法則 については前の項目を復習してください。
たとえば「中級:Solo-Part-02 ,Ⅰ」とかでも良いでしょう。
「右手」は元々そこに音が入っているので「アクセント」をつけるだけですね。
問題は「左手」です。「左手」で入れていきましょう。
先ほどの考えを応用しますが、「軌道が違ってる」です。
体で掴みましょう。
本題「A’」「B’」
今度は「A」「B」を「右手」で入れていきます。
はこう考えましょう。
なのでレガートの省略をすると良いでしょう。
ですが「2拍目、4拍目」は重要なので左手の廻しでそれを出します。
動画参照!文章だと説明してもあまり効果無し・・・
「B’」は簡単!
こちらもレガート省略ですね。
今回は「その1」。まとめ!
これも軌道に変化がありますね。動画を参照して下さい。
「体で覚える!」です。
いろいろな状況で変化していくのがお分かりいただけたかと思いますが、こういう類のものは
「元となっているモノ、考え方、フォーム」=「基準」を持つと良いでしょう。
各々細かく捉えて一つ一つを覚えていくと後々辻褄が合わなくなったりします。まあ、それを修正しながらこう言ったものにたどり着くモノなのかもしれませんが・・・
次回は更に発展させていきます。
長くなるので今回はここまで。
「ブラシでのコンピング – その2」はこちら!
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