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#143 中級:ドラムソロがジャズっぽくならない人に。

Solo
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ドラムソロが上手く出来ない、ジャズっぽくならない。なんて人はメロディー感が育っていないという人がかなりいますので、今回はこの様な練習方法をご紹介します。

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メロディー感

『ドラムに「メロディー感」が必要!』なんて話はあまり聞きませんね〜ですが、音程、音階があまりないドラムだからこそ、ドラマーはしかりっとした「メロディー感」が必要であるともいえます。私は常々言ってますが「ドラマーは頭の中にどんなメロディーが鳴ってるかが勝負」であると。

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一般的に

一般的にドラムはメロディーの出にくい楽器です。ましてやこれから、もしくはジャズを初めてまだ日の浅い方達がドラムをメロディアスに演奏できるはずがありません。

一般的にドラマーはジャズスタンダードを聴きまくって歌を覚え何度も伴奏をして経験を積み少しづつメロディー感を鍛えていきます。それこそ「1曲を何万回も何百曲分も聴いて」と感じで。

動画はこちら

現状を考察し提案

現状

  1. ただでさえメロディーが出しづらい楽器「ドラム」で「メロディー感」を鍛えるのは、はっきりいって無謀だとは思いませんか?
  2. その辺がわかっていない人ほど「ドラムだけでなんとかしよう」と思って「ただひたすらにドラムを叩いている」
    (この2つに関しては新たに記事を用意する予定です。)
  3. ジャズ特有のメロディーの感覚、慣習的フレーズ、定番フレーズなどがまだわかってない。
  4. 人の音を全く聞いていない。(聞いているつもりになっている)
  5. 曲を知らない。
  6. 他の楽器の特性を知らない。
  7. アンサンブルの知識が乏しい。

提案

  1. メロディー楽器を練習してみる。
  2. メロディー楽器で簡単なアドリブを経験してみる。(必見!リンク準備中!)
  3. 歌判を数多く経験する。
  4. メロディーをドラムで奏でる練習をする。

今回はこの「4番」のお話です。「1」「2」に関してはそのうち別で取り上げようかとも思ってます。

今回の題材

セロニアスモンクの「Straight No Chaser」です。今回の話をよく理解して実際にやってみるとなぜこの曲なのかも頷けると思います。

Bluesや構成について「ドラマーに必要な音楽理論その3 構成などBluesとは?」も参照すると良いでしょう。

さてメロディー譜です。

「こんな譜面を今更見せられても・・・」なんて思う方もおられるとは思います。が、
では「この曲がどう言った曲なのかをどれだけ理解しているか?」を各々自己診断してみて下さい。
そうしてから次を見て下さい。

分析

この曲を一言で言い表すなら

「このフレーズを自由に使って遊び倒す!」です。

上の譜面の「赤いBox」は皆同じフレーズです。ほとんどがこれになります。
「青いBox」は赤いBoxのアレンジ
「赤い矢印」2つは全く同じもの
「緑のBox」は半音づつ上がって行ってるだけ

おしまい!
素晴らしいですね〜

動画を見ると尚、わかりやすいと思います。

ね〜大したことないでしょ〜

って、こういうのってそう見えるんだよね〜
はっはっは

ではDrumで

クラッシュシンバルのところには全部「BD」が入りますが、省略して書いてあります。
「頭の中はシンプルに!」です。

三段目の「半音上昇」部分は定番フレーズでいきます。

では、一つ一つ解説しながらやっていきましょう。

練習!

まずは、核となるフレーズです。

これですね。

さてここで「メトロノーム」を使い練習をしていきます。今、自分は何拍目にあるのか「絶えずリズム、小節感をキープ!」これが大事です。

今まで「左足の鍛錬」を正しくして来たのなら、「メトロノーム」なしでもキープできるはずです。が危うい人は「メトロノーム」を使用しましょう。
中級の後半以上にさしかかり、そろそろ「メトロノーム」の使い方も理解し始めた頃でしょう。

次は2小節でループしましょう。

ここはよく練習しましょう。後が楽になります。

さて3〜4小節目(同じ譜面を下に貼り付けておきます。)
これは単に3回繰り返すだけ!最後だけ途中で止まりますその最後の1個だけ「R」に変えて

二段目の5〜6小節は1小節目の変形型を1拍目の裏から始めるだけ。同じです。

質問

はい、ここらで質問です。「頭の中で何を思い浮かべてますか?」「口ずさんでるものは何ですか?」

「メロディー」ではないですか?

続き

7〜9小節目の頭までは「3〜4小節目」とまるっきり同じ。これも始まる位置が違うだけ!

9小節目からは定番フレーズで11小節目で締めくくり!
このフレーズに関してはこちらを参考にして下さい。

「中級:ソロ定番フレーズその1(Solo – Part 3-01)」(リンク準備中!)

通してやってみましょう。

確実に拍をキープしましょう。ここを良い加減にしてしまうと意味がなくなります。

気がつきましたか?

フレーズの問題では無く、一つのフレーズをいろいろなところから自由に入れられるか!変化をつけれるか!が問題であるということが!

「メロディー感」についても認識し始めたのではないでしょうか?

おまけ

さてさて今まで譜面上は全部8分音符でした。(跳ねてはいますが)
次の指令は

『8分音符を3連符に変換せよ!』です。

いきなり口調が変わって申し訳ないのですがさっきまで映画を見ていたのでね・・・・
はっはっは
このような『8分音符を3連符に変換せよ!』
の訓練にもってこいの「マーチSolo曲」がありますので近日中にリンクを載せておきます。
「3連符と8分の違いがあやふやの方」って結構いるのです。が、そういう症状の方にも(この症状は自分では出来ているつもりになってる場合が多い;;)高い効果がある曲です。
少々お待ちを・・・

最後に

このフレーズって「初級:はじめてのソロ」でやった「R L L」の頭に「L」付けただけなの気が付いたかな?

はじめてのSolo (Solo-Part-01)をもう一回チェックしてみて〜(^ー^)/

こんな感じで「チャーリーパーカー」の曲を題材にしたものもありますので機会があったら紹介します。ではではまたまた・・・

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