5ストロークを通していつでもどこでもダブルストロークを入れられるようにするのが目的。であるならば、ここまでやらねば!色々な応用も含めてありますのでチャレンジしてみて下さい。
「中級」となってますが内容は「中級」ではありません。が、あえての紹介です。ご了承ください。
「中級:5ストローク(ルーディメントとは?)」はこちら!
「中級:5ストローク その2」はこちら!
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譜面

解説

4/4で考えると3連符内の1打1打からダブルストロークへかえるパターンは全部で7種類あり、6/8で考えるならこの曲で全てのパターンが出ております。各々抜き出して練習すると良いでしょう。
こんな練習もおすすめ!
適当な「シャッフル」の曲を流しながら「3連符」を演奏します。「練習パッド」でも構いません。そして、好きなところをダブルに変化させていくわけです。私がよく練習に使っていたのは

「ドナルド=フェイゲン」の「The Nightfly」の「I.G.Y」

「ジョン=スコットフィールド」の「Pick Hits Live」の「Pick And Pans」
どうですか?2つとも全く違う感覚でしたでしょう。
あと「速く」なかったですか?
前項目「中級:5ストローク その2」でテンポを130までわざわざ上げたのはこういう理由があったからなんです。
さてさて、それらの「7種類の3連符」を組み合わせた9〜10小節目などは結構複雑なものになっています。
あなたはどう捉えますか?
たとえば、

ここで分割すると3回のFull-str(フルストローク)と捉えることができますね。
次は

こうすると繰り返しでつぎは「右」からで、左右均等なフレーズでいけます。が、拍子をどう捉えれば良いか迷ってしまいますね。私は7/8で捉えてこう発音します。「イチ・ニイ・サシー」
どうですかいろいろな発展をみせています。「どれが正しい?」ではなく「どんなアイディア?」です。
さて、ついでにもう一つ

この塊を「6ストロークロール」と言います。偶数系のストロークロールは「奇数系ロール+1」とするのが基本で「5ストローク」に1発足したものと考えます。なので「10ストロークロール」は

こうではなく

こう区切るのが基本です。しかし一般的に「6ストローク」というと

こういった形を思い浮かべる人が多いかもしれません。よく使うフレーズですから。
まあ基本といってもその程度。頭を柔らかくしていくことが重要です。(我輩も気を付けなければ…)
この場合(この曲の実演では)私は「Lを3回+6ストローク」と認識しています。
お次は
12〜13小節目は

これ(上)の応用になっております。そのうちイヤってほど出てきます。3連符四つ割ですね。BDが頭(アクセント)になってます。フレーズとしてもよく使います。これに関してはまた後日とりあげます。
こちらは、既にある「先人たちの技術」を学ぶという感じでしょうか。
この曲は
この曲に限らず、これからこのシリーズでの曲は「マーチ」として作曲しているわけではないのです。「歩いていて転んでしまいそうなフレーズも出てくる」ということを言いたいのですが…
たとえば、「づれたフレーズ」なんかはジャズではよく使います。そういったものも積極的に取り上げて行こうかと思います。でも「複雑ならば良い」ではないのでその辺、気をつけて作っていくつもりです。なので「何か意図が隠されている」と思って(思い込んで)あれこれ考察してみることをお勧めいたします。
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