前回は「右手」今回は「左手」の応用です。
キューバ系のラテン・リズムには
1、Conga
2、Timbales
3、Bongo
を3種の神器とか言ったりします。
そして、Latin-Drumというのは一人で打楽器のアンサンブルを演奏するということなのです。どういうことかというと、「各楽器の特徴ある音を抜き出し1人で表現する。」
となりますが、そんな事言われてもどうして良いか困ってしまいますよね〜そこで
1、Conga・・・トゥンバオなどのリズムのOpenとSlap(左手)
2、Timbales・・・主にパイラと言われる太鼓のヘリでリズムを刻むもの(右手)
3、Bongo・・・ボンゴはもともとsolo楽器として扱われることも多いので(Fill-in)
このように考えるとわかりやすいかと思います。これなら自然と整理がついて新しいアイデアやラテン・ミュージックなどの音源からの応用なんかもしやすくなります。
今回は「左手」なので、コンガのフレーズなどを意識していきましょう。
動画はこちら!
左手の基本パターン
上のが前々回基礎としてやっていたモノです。ですがこれはタム類を叩くときは「ダブルストローク」で基本的に意識しているのは下のように単純なものです。
これだけでは流石に単調すぎるので変化をつけていきましょう。
第一段階!
「裏」を強調したりすると良いでしょう。例えばこうです。
下の赤丸のように「裏」を強調したり裏側にずらしたりすると良いアクセントになります。ラテン感もUPしますね。
コンガのフレーズを応用してみよう!
第二段階は実際によく聞くラテンパーカッション(今回は左手ということで「コンガ」)のフレーズを取り入れましょう。
よくある「Cha Cha Cha」のコンガのパターンです。
これを応用すると下のような感じになります。
第3段階はニュアンスを取り入れてみましょう。
例えば上の例の最後の音を「フラム」にすることがよくあります。この「フラム」は西洋音楽で言う「フラム」とはちょっとニュアンスが異なります。フラムの1個手前の音は「ベーストーン」とか呼ばれるものであったりと「休符」のように捉えたりもできます。ここを大きくとってより膨よかに「最後の音」をズラせるのは、そのコンガプレイヤーの度量が出るとこでもあります。この辺り、よ〜く聴いて参考にしてください。
今回はここまで
コンガの目立った音型を左手でなぞってみる。これだけでもネタには困ることがなくなるはずです。そして次回のAfrocuban編はですね〜少々厄介かと思われます。
『構成を含め先を見越すことができないといけなくなってくるのです。ごまかしも効かなくなってきます。ここら辺でしっかりとアンサンブルを理解していかなければなりません!』
ってなことです。乞うご期待!
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