ホームページへはこちら

#183,184 上級:Afrocuban(Jazz−Latin)その4 Afro⇆Swing

Latin
SNSフォローボタン
倉橋 利幸をフォローする

実際にジャムセッションでLatinを演奏するとき一番多いのが、この「LatinとSwingを行き来するスタイル」だと思います。曲で言えば「On Green Dolphin St.」「I‘ll Remember April」何かでしょうか。

今回はこの「LatinとSwingを行き来するスタイル」の解説をしていきたいと思います。

*注:この手の項目は言葉や文章だけで理解に至るのは困難です。未だかつて説明だけで理解に至った生徒は1人もいません!
なので、ここの項目を踏まえた上で「実戦」を経験し重ねていくことでようやく理解に至ります。「あ〜そういえばそんなこと言ってたな〜・・・」みたいな感じで。是非ともジャムセッションに行きましょう!

スポンサーリンク

動画はこちら!

前編

後編

スポンサーリンク

必要知識「構成」

まずは、曲の構成を把握!

これです!
他の楽器はコード進行が前提にあるのでこの「構成」は初期の段階で抑えておく、必須事項なのですが、ドラマーは他のことの方に優先順位があるため、最初はつらいところです。

ここで他の楽器の方に一言!(読み飛ばし推奨!)

ドラム以外の楽器の方で「構成」を掴んでいないからと言って「自分よりレベルが下である!」と判断する人。あまりにも見識が狭く、本質を理解していない人であると言わずにおれませんな〜。まあ、「所詮その程度のレベル」ってやつです。考えてもみてください。例えば、どえらいノリをカモし出してくるLatin系打楽器奏者が「スタンダードジャズの構成」を知らないからって馬鹿にしますか?はっはっは
・・・・・・・・ちょっと行き過ぎた例でしたね。要は「あなたはドラマーに最も望んでいることはなんですか?」「構成」ではないでしょ〜あなたも勉強中なのですから「自分の狭い知識だけで人を判断するのはやめましょう!」ドラマーの作っている「リズム」や「ノリ」に助けられているのをわすれたらいかんですよ〜・・・・・・・・・・・・・・
っと文句はこれくらいにして。

はい!ドラマーに最も大切なのは「リズム」や「ノリ」とかそういうものである!ということですね。「持続性」「主体性」なんかも。まあそれが無いと本当に迷惑を掛けてしまってジャムセッションも成立しなくなりますからね〜。ここはしっかりと練習を積んでいきましょう!!

ですが、「それだけで言い訳がありません!」
なぜか!それは「構成」「変化」「進行」「方向性」などの「合図の8割をドラムが出す!」(ドラマーの気構えが入ってるので割合がだいぶ増加しております。)からです!

合図を出す役割のドラマーが「構成」を人任せには、できませんよ〜っというお話でした。

Latin部分とSwing部分。

代表的な構成として「A-A-B-A」32小節 と 「A-B-A-C」32小節 があります。たとえば

「A-B-A-C」32小節 「On Green Dolphin St.」

このような形の曲は基本的に

「A」がLatin
「B」「C」がSwing
となります。「B‘」も同様Swingです。下記

この場合、LatinとSwingが交互にきますから、特に構成を気にしなくても大丈夫な気がしますね・・・(ダメですけどね。)

では「A-A-B-A」32小節の形はどうでしょう?
 「A Night In Tunisia」

このような「A-A-B-A」の形の場合、基本的に
「A」がLatin
「B」がSwing
となります。こうです。下記

今度は交互ではありませんね。なのでいつサビがくるのか予測ができていないといけなくなるわけです。
それどころか他の楽器よりも先に合図を出さなくてはなりません!

どこで合図?どんな合図?

合図を入れる場所は「Tunisia」で説明すると「B」のSwingに代わる手前の「Dm」のところと「A」のLatinに変わる手前「Eφ7、A7」のとこです。

簡単なFill-inの例

Swingに向かうFillーinは「3連系フィルインorプレスロール」の例をあげると

下の例は合図としては少し急かもしれませんが、これでもことは足りてしまいます。

では次。
Latinに向かうFill-inは「8分系フィルイン」はこんな感じ。


非常に簡単なもので良いですが「スルー」はよくありません!動画にて実演してます。参考にしてみてください。

これで終わりではない(後半)

これは文章よりも動画で解説の方がまだわかりやすいと思います。(後半)の動画を見てください。

前半でSwingからLatin。LatinからSwingに変わるときに合図ともなるFill-inの話をしましたが、更に必要なのは最後の「ターンアラウンド部分」ここで次のコーラスのスタイルを決める合図を出します。超重要です。「スルー厳禁!」です。

次は全体的な構成を考える。

基礎的な形については前編で説明しました。全体を通してその形のLatin/Swingで通しても良いのですが、途中から全編Swingに変更したり、各Soloパートごとに構成を変更していったりします。
そこで必要となってくるのが、合図、音・楽器による会話、コミュニケーションなどで、ここでそのようなセオリーを学んでいくことが必要となります。そしてゆくゆくは、このセオリーを学ことによってセオリーからも外れたことも可能になります。
この項目の「Latinで行くか?Swingにするのか?」の操作、選択ができるようになるのは、そういった意味合いがあります。
動画で説明はしますが、実際に体験し、何度も経験しないと身には付かないのでジャムセッション等通って習得しましょう。

動画では「I’ll Remember April」という曲を題材にして説明していこうかと思っています。この曲は「A-A-B-A」32小節の形ではありません。しかしどの部分を「Latinにして〜」など打ち合わせもなく始まってしまいます。
下に譜面を出しておきます。動画と合わせて参考にしてください。

iReal Pro などの自動演奏ですと自動的に「A」がLatin「B」がSwingと決められてしまいますが、

このような形で演奏することもよくあります。下記

打ち合わせ無しにこのように持っていくにはどうしたらいいか?など動画で話しています。話だけでは中々理解できないと思いますが、聞いておくと実際に経験した時に「なるほど〜!」「そういえばそんなこと言ってたな〜!」とかなると思います。

一言で纏めると、「前例を作って重ねていく。」ことです。

I’ll Remember Aprilような32小節単位でないLatin /Swingでよくやる曲は他にもあります。例えば「Speak Low」とか。
構成とともに少しづつ曲を覚えるようにしましょう!

実は、曲を覚えることが次の段階で必要になってくる最重要項目です。
・・・ですが、その話は後々・・・

今回はここまで

まだまだ「Afro Cuban編」続きますが、一気にやっていくのも大変なので寄り道もしていこうかと思います。でもあと一つぐらいは進めておかないとジャムセッションで困ることになるかもですね・・・
もうちょっとがんばりましょうかね〜。

無料体験レッスン希望!ご質問!お問い合わせなど。

無料体験レッスン申し込み、お問い合わせはこちら!

私のホームページはこちら!

リクエストなんかもどうぞ〜!

コメント

タイトルとURLをコピーしました