シングルストロークについての考察を参考にトレーニングをしていきます。
この段階よりこういった積み重ねによる得られる技術、熟練度を要するモノ、次に進むために必要なモノの蓄積・・・あげればキリがないですが、中期的〜中長期的に続ける必要のある練習にも取り組んでいくと良いでしょう。詳しい取り組み方についての考察は後日、記事にいたします。
目標をクリアーしましたら、次のトレーニングは
「中級:ダブルストローク・トレーニング01」が良いでしょう。
動画はこちら
課題
注意点。
まずはまだ初歩段階ですのであまり考えすぎると思考も動きも硬くなるので、その点の注意をしておいた方がいいでしょう。
さて、テンポです。
1、ゆっくりのテンポ・・・・
観察、記憶、コントロールその他のものをこのテンポで学んでいきます。一番重要です。勘違いしないで!コントロールは遅いテンポのほうが難しいのです。「太極拳」を思い浮かべて下さい。「速い」が正義なのは「お子様」だけです。
2、自分のある程度、持続可能の限界のテンポ・・・・
メトロノームを使うのが有効です。記録を取るのも良いでしょう。「左右の違い」をよく観察しましょう。
3、限界のテンポ・・・・
短時間で良い。
メトロノームは使いません。左右交互に「疲れたら交代」していきましょう。
4、目標のテンポ・・・・
まずは、メトロノームで「♩=90」を超えられるように
余裕を持てるぐらいを目標にしましょう。
奏法
段階がありますが、ここのレベルでは「フィンガリング」を主に使えるように意識しましょう。「リバウンド」を感じ利用できるようにするのが「目標」です。
メトロノーム
あまり細かく鳴らさずに「1拍」で鳴らしましょう。音を1個づつ捉えるのではなく塊で捉えると良いでしょう。まずは、「4つ1組」を体で覚えましょう。
「4つ」の塊が掴めない場合は「1 e + a 〜」を発音してテンポを落として練習します。塊が掴めたら、発音をやめて「1つの塊として捉えます」
練習パッド
練習パッドで構いません、「H.H」は無くても構いませんが、この時点で左足の足踏みをしておくことをお勧めいたします。
足踏みの仕方は動画を参照して下さい。
最後の『E』パート
これはオルタネート(交互打ち)が入って来ますのでテンポを上げるのは辛いと思われます。
とりあえずは「♩=75」ぐらいを目標にしましょう。
オルタネートの本格的な訓練の準備と思っていて下さい。
オルタネートも「4つ1組」に捉えることが目的ですが、これは案外楽で「タカタカ」とよく発音していると思いますが、これは「4つ1組」になってると思われます。
まだ早いが・・・
この段階では時期尚早でしょうが、「ながら練習」も併用しましょう。これにはコツがいります。上の注意点とかんがみて判断しましょう。「ながら練習」では効果の出ない項目もありますから、注意です。
やり方
例えば各項目
B〜Dを休憩を挟みつつ
各々2分〜3分を
数セット
というやり方でいいと思います。
例1
- Bパート・・・2分(Tempo=92)
- 1分休憩
- Cパート・・・2分(Tempo=92)
- 1分休憩
- Dパート・・・2分(Tempo=92)
を2セット
最後に、Eパート・・・2分(Tempo=85)
例2(おすすめ)
- Bパート・・・2分(Tempo=92)
- Cパート・・・2分(Tempo=92)
- Dパート・・・2分(Tempo=92)
- Eパート・・・2分(Tempo=92)
- 4分休憩
を2セット。
目標
上にも書きましたが、「♩=90」を超えられるように
余裕を持てるぐらいを目標にしましょう。
達成できたら、他のトレーニングに移りましょう。
「♩=95」あれば今のところ合格です。
次のトレーニングは「中級:ダブルストローク・トレーニング01」が良いでしょう。
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